昭和3年に建てられた神田の「学士会館」。
レトロな石造りの外観が印象的な建物です。付近を通るたびに気になっていたものの、そういえばどんな建造物なのかよく知らないなあと思い、ちょっと調べてみました。
この頃では、ドラマ「半沢直樹」のロケ地としても知られている「学士会館」。
そもそもは、旧帝大出身者の交流の場だったそうです。
1877(明治10)年4月に創設した東京大学は、1886(明治19)年3月、「帝国大学」と改組改称いたしました。それまでの9年間、東京大学総理であった加藤弘之先生が退任されたのを機に、先生に対する謝恩会が開かれました。
これが「学士会」のはじまりです。のちに、旧帝国大学(現在の国立七大学[※])出身者の親睦と知識交流を目的とした場に発展して行きました。
※国立七大学とは北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学のこと。ー HPより
現在は本郷にある東大ですが、発祥の地はここだった!
知らなかった〜。石碑があるようなので、今度見てきます👀
そして、野球ファンの方はご存知なのかな、日本野球発祥の地でもあるそう。
建築について
趣のある外観は、昭和初期に流行ったスクラッチタイル。関東大震災後に建築された震災復興建築で、耐震&耐火の鉄骨鉄筋コンクリート造りということで、見た目にも安定感が伝わってきます。
設計は、日本橋高島屋や帝国ホテル新館を手掛けた高橋貞太郎氏によるもの。
2003年に国の有形文化財に登録されています。
会館内には一般利用できる4つのレストランが併設されているそうなので、いつか内部に潜入してみたい!
- レストラン Latin
- 中国料理 紅楼夢
- 旬菜寿司割烹 二色
- カフェ&ビアパブ THE SEVEN'S HOUSE
施設情報
学士会館
住所:〒101-8459 東京都千代田区神田錦町3-28
アクセス:都営三田線, 都営新宿線, 東京メトロ半蔵門線 「神保町」駅下車 A9出口から徒歩1分
東京メトロ東西線「竹橋」駅下車3a出口から徒歩5分
JR中央線, 総武線「御茶ノ水」駅下車御茶ノ水橋口から徒歩15分