毎年もらう彼からの誕生日プレゼントは、御多分にもれず身につけるもの又は小物が多いです。
でも、今年の誕生日のプレゼントは...
「私が一番好きな映画を一緒に見てもらうこと」にしてもらいました。
というのも、大好きな映画「赤い風船」が飯田橋で上映されることになったのです。
やたっ!
彼と知り合ってだいぶ経ってからわかったのですが、彼はフランス映画が苦手なタイプの人でした。
2人でゴダールの「中国女」を観に行ったとき、ふと横を見るとスヤァーと静かに眠っていたんですよね...。
これはもう仕方ない。
それ以来、内容にもよりますがフランス映画には誘わないようにしていました。
でもでも今回はそれをおしてでも誘ってみたところ、
「OK」のお返事が。
わーい☆
赤い風船【 Le Ballon Rouge】
1956年のフランス映画。
アルベール・ラモリス監督の息子、パスカルと赤い風船が主人公です。
青い風船と登場する女の子も、実の娘さんとのこと。
コクトーは「妖精の出てこない妖精の話」と評していますね
ラストは少年が天国にいってしまうことの暗示だと思い込んでいました。
が、そうではないようです。
34分の短編で、とってもかわいいファンタジー。
でもどうしても 、上映前からナミダが出そうになる私。。
というのも、
ラモリス監督はこの作品を撮った後、別の映画の撮影中に亡くなっています。
息子パスカルへの愛情が詰まった作品だと思うと、とても切なくなる。。
今まではレンタルで見ていたこの作品。
スクリーンで見たのは今回が初めてで、とってもとっても感動しました。
初めてこの作品を見たときの、昔の自分も思い出したりして。
一生忘れられない誕生日プレゼントになりました
映画に付き合ってくれた彼と
そして
この会を催して下さった方々に心から感謝します☺︎