去年の春は何をしていたのかなーとカメラロールを眺めてみると、底抜けに気持ちの良い天気の写真がつらつらと並んでいます。
この頃のどんよりした天気とは大違い!
そのまま写真を見ていると、ちょうど1年前の今日の写真が出てきました。それを見返していて不思議な気づきがあったので日記として書いておこうと思います。
緑いっぱいの木場公園
この日は夫とお出かけ。
あちこちで新緑が瑞々しくて、気持ちが充電される感覚が気持ちいい🌿
桜の木にはさくらんぼがいっぱいなっていました🍒
枝によっては鈴なりに実っていて、それを鳥がつついて遊んでいました。
せっかくなので木場公園を通過してみます。
現代美術館(MOT)が一角にある、大好きな都立公園です。
ピクニックしたい陽気でした✨
もっと園内を散策したいところですが、目的地は木場公園ではないので先に進みます。
洲崎遊郭の供養碑へ
この日、どうして夫とこの場所を訪れることになったのか今となってはわからないけれど、洲崎遊郭の供養碑にお参りしようということになったのです。
戦前は洲崎遊郭、そして戦後は洲崎パラダイスと呼ばれた歓楽街が江東区の一角にあったのだそう。洲崎パラダイスの歴史については詳しい方々が発信されているのでここでは割愛します。
途中、お花を買って供養碑があるという場所へ向かいます。
住所を頼りに進むも、ちょっと右往左往してしまいました。たどり着いた場所は、なんとキッズが遊ぶ公園の片隅。都営の集合住宅の一部ということになるのでしょうか。
元は警視庁洲崎病院があった場所だそうで、こちらが当時亡くなった遊女たちを弔った石碑。
住所:東京都江東区東陽1-39-5
買ってきたお花を整えるために包装を取ったりなんだり、ちょっとまごまごする私たちの横で、2、3人の小さな女の子たちが何やら付近をウロウロしていました。
小学校低学年くらいかな、下を向いてぐるぐる歩いていたので何か落とし物を探しているのか、もしくはここで遊びたいのかな。邪魔になったら悪いなーとお花の支度を急ぎます。
いざお供えしようとすると、ちょうど私たちと同時にさっきの女の子たちもお花をお供えしていました。
こんなことってあるんですね。
うろうろしていたのは、公園内に咲いている雑草の中からお花を探していたのかもしれません。
結果的にみんなで石碑に手を合わせたんだっけ?なんというシンクロ。
彼女たちがどこまで意味がわかっているのかは知る由もありませんが、タイミングの一致にちょっと不思議な気持ちになりました。
それが去年の今日のこと。
改めて写真を見ると、お供えしたお花もなんだか似ているような...。
翌日だったか、ご迷惑になってはいけないかとお花を引き取りに行くともうそこには何もありませんでした。強風に飛ばされてしまったのか、公園を管理されている方に片づけていただいたのかもしれません。